家事の悩み

共働き夫婦が知っておくべき家事分担のコツ6選

共働きなのに旦那が家事を手伝ってくれないとイライラしますよね…

中には、自分だけが働いているような言い方をする旦那もいるのではないでしょうか。片方だけに負担がかかると、夫婦げんかの原因にもなります。家事は夫婦で平等に分担したいですよね。この記事では、家事に対するお互いの不満や上手に分担する方法などについて紹介していきます。

共働き夫婦の家事分担の比率とは?

「共働きなら家事は平等に分担すべき」と考えている夫婦が多い

共働き夫婦の家事分担の割合について、2018年と2019年に「市場調査メディア ホノテ」が調査を行っています。調査の対象になったのは20〜40代で、ともにフルタイムで働く1000組の夫婦です。このアンケートでは、理想と現実の両方から家事分担の割合を調べています。では、結果はどのようになっているのか見ていきましょう。

まずは理想の家事分担割合です。こちらは2018年2019年ともに、もっとも多いのは「夫50%、妻50%」で、家事分担は平等にすべきという意見が半数近くを占めています。この回答を見ると、共働きなら家事は平等に分担すべきと考えている夫婦が多いことがわかります。

実際は、妻が80%以上家事をしている!?

ところが、現実となると大きく違います。「夫50%、妻50%」で家事分担をしている夫婦は2018年は12.2%、2019年では13%しかありません。もっとも多い割合は2年とも「夫10%、妻90%」で、2018年は全体の21.2%、2019年は21.8%という結果です。続いて多いのは「夫20%、妻80%」というもので、2年連続で全体の20%ほどを占めています。

このアンケートを見ると、多くの夫婦が理想の家事分担が実現できていないことがわかります。中には妻より夫の家事分担割合が多いという回答も見られますが、ごく少数です。2018年も2019年も、全体の90%以上は妻の方が多く家事を負担しています。

なぜ共働き夫婦の家事分担比率が5:5にならないのか?

  • 昔ながらの価値観
  • 両親の影響
  • 仕事がら夫の帰りがおそい
  • そもそも夫が家事をできない場合も

昔ながらの価値観によって妻の負担が大きくなりがち

家事分担の調査結果からもわかるように、多くの夫婦は平等に家事を分担できていません。フルタイムで働く女性にとって、これは大きな負担です。では、なぜ共働き夫婦の家事分担比率は5:5にならないのでしょうか。その理由はいくつかあげることができます。まず一つは「男性は仕事、女性は家事」という性別による古い価値観によるものです。女性が社会で活躍しやすい時代において、このような価値観は合っていないといえます。

周囲の影響や働き方の違いが原因

しかし、中にはお互いの両親など周囲の人が「家事は妻がやるもの」という考え方を押しつけてくることもあります。つまり、女性がやらざるをえない場面が増やされてしまうというケースです。また、家事を負担してくれる男性でも、仕事が休みの日は家事もいっさいやらない人は多いでしょう。このようなケースも「家事は妻がやるもの」という古い常識がどこかにあるためです。そして、もう一つは働き方の違いが原因になっていることもあります。同じフルタイム勤務といっても、夫側の退社時間が遅かったり出張が多かったりすれば家事にあてる時間はなかなかとれません。

夫が家事をできないことも

家事そのもののやり方がわからないことも原因にあげられます。男性の多くは、女性のように細かい気配りや作業が苦手です。そのため、手伝いたい気持ちはあっても時間のやりくりが上手にできない人もいます。また、家事にあてる時間はあっても「何をしたらいいかわからない」という人もいます。家事はいきなりできるわけではありません。もちろん、女性も同じです。しかし、生活するうえで家事は必要なものですから、性別にこだわることなく上手に分担しましょう。

妻の不満・旦那が家事をしてくれない!?

【妻の気持ち】こんな時に夫にイライラする

  • 自分が忙しいときに夫がテレビを見て笑っていたりゲームをしていたりする
  • 「ご飯まだできないの?」と旦那に言われる
  • 「これ、洗っておけよ」と命令されたとき
  • 「どうしてこんなに部屋が散らかってるの?」とダメ出しされたとき
  • 夫は何もしていないのに「どうしてそんなに時間がかかるの?」と急かされる
  • 買い物を頼んでも嫌がって、買ってきてくれない
  • 家に来客があるときに夫が何も手伝ってくれない
  • 夫が家事をせずに遊びに行ってしまうとき

妻の方は朝から起きて洗濯やそうじ、さらに平日できなかった用事を片づける人もいます。しかし、一方の夫はまるで「家事は女性の仕事だ」といわんばかりに自分だけ休日を満喫していれば、不満を抱えない妻はいません。

もっとも妻にとって腹立たしいのは指示や注意をしてくる夫です。「これ、洗っておけよ」「どうしてこんなに部屋が散らかってるの?」といった心ない言葉で、怒りが頂点に達する女性は多いと思います。「じゃあ、自分でやれば」「あなた、なに様」とついつい言いたくなってしまいます。

夫のささいな言動に妻の不満はつのっていくのです。普段から夫が家事に協力してくれていれば、妻も少しは体を休めることができます。

夫の不満・ダメ出しされてイライラする

【夫の気持ち】こんな時にイライラする

  • 洗濯物を干しても「そんな干し方じゃダメでしょ!」とダメ出しされる
  • 買い物をしてきても「こんなもの買ってきたの?」とダメ出しされる
  • 掃除をしても「あれどこにやった?なんで移動させるのー!?」と妻に怒られる

家事に協力しない夫の中には、実は妻のダメ出しが原因になっていることがあります。そのことを理解せずに常に怒っていると、夫はどんどん家事をしなくなるかもしれません。

夫側としては「せっかく手伝ってるのに、なんで怒られるんだ!」と、妻の態度にイライラします。こうなると、もう家事を分担することはむずかしくなります。

共働き夫婦がうまく家事分担するには?夫婦円満のコツ

うまく家事を分担するコツは次の通りです。

  • 家事を減らす工夫をする
  • 性別での役割にとらわれないこと
  • お互いの仕事を尊重する
  • 手伝ってくれたら、まずは「ありがとう」の一言
  • ダメ出ししない
  • お互いのスケージュールを共有しておく

家事を減らす工夫をする

共働き夫婦は、仕事が忙しくて、無理が出てくることもあります。家事代行サービスや宅配サービスを利用して、家事を減らしてしまうのも手です。例えば、宅配サービスであれば、スーパーに買い物にいく時間がぐっと短縮されます。

性別での役割にとらわれないこと

共働き夫婦が効率的に家事分担をするには、性別での役割にとらわれてはいけません。「男性だから」「女性だから」という考えは捨て、どちらがどの作業に向いているかで決めるのがコツです。女性でも料理や細かい作業が苦手な人もいます。男性というだけで、誰もが家電品の修理ができるわけではありません。まず、夫婦でお互いの得意なものについて話し合ってみましょう。

お互いの仕事を尊重する

共働きの夫婦は、それぞれが自分の職業を持っています。それは、夫も妻も大切なもので、どちらもおろそかにすることはできません。退社後や休日はしっかり心身を休め、仕事に備えておくことでよい仕事ができます。しかし、生活をするうえで大切なのは家事も同じです。家事をきちんとこなすことで快適な暮らしができ、お互いの仕事にもよい影響をもたらします。

手伝ってくれたら、まずは「ありがとう」の一言を忘れずに

家事をしてもったら「ありがとう」の一言も忘れてはいけません。これは夫も妻もどちらにも大切な心がけです。お互いが相手の仕事や性格、向き不向きを理解し、尊重することが夫婦円満のコツといえます。

家事にダメ出ししない

せっかく家事をしているのに、ダメ出しされてしまうとやる気がなくなったり「じゃあ、自分でやれば」とイライラする原因になります。相手が思うようにできないとイライラすることもあるかもしれませんが「こうしてくれると嬉しいなー」とった感じで優しくせっすることを忘れていけません。

お互いのスケージュールを共有しておく

料理を夫が担当する場合でも、仕事の状況によってはできない日もあるでしょう。担当を決めても、できない時間帯は相手が代行する柔軟性も必要です。そして、家事をスムーズにこなすために、お互いのスケジュールの把握や会話もおろそかにしてはいけません。

お互いを尊重して家事を分担することが夫婦円満のコツ

家事を夫婦で平等に分担するのは、実際にはなかなかむずかしいことです。いきなりきっちり分担せずに、はじめはざっくり分けるといいでしょう。性別で役割分担を決めずに、向き不向きを考慮して分けていくことが大切です。また、要望や不満を伝えずにイライラするだけでは解決しません。できないことは少しずつ慣れていき、お互いが助け合い、こまめに夫婦で話し合うことも大切です。

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